成人式の振袖には主に「袋帯」を使用します。袋帯は華やかな金糸や銀糸を使った文様が特徴で、格式高い場にふさわしい帯です。より格調高い装いには「丸帯」を使用することもあります。

成人式で人気の帯結びは「文庫結び」「立て矢結び」「ふくら雀」「花文庫」「創作帯結び」の5種類です。特に文庫結びは清楚で可愛らしい印象、立て矢結びは凛とした印象を与えます。

ふくら雀は雀が羽毛を膨らませている形を模した帯結びです。古典的で優雅なお嬢様風の雰囲気があり、未婚の女性皇族が結ぶことでも知られています。愛子内親王がラオス訪問時にお召しになった振袖にもこの帯結びが結ばれていました。

はい、帯結びによって振袖の印象は大きく変わります。文庫結びは可愛らしく清楚な印象、立て矢結びは凛として格調高い印象、ふくら雀は優雅でお嬢様風の印象を与えます。振袖の柄やご自身のなりたいイメージに合わせて選ぶことが大切です。

袋帯は表地と裏地を袋状に仕立てた帯で、成人式の定番です。丸帯は広幅の帯地を仕立てた最も格が高い帯で、重厚感があります。丸帯は扱いが難しいものの、特別な装いにふさわしい豪華さがあります。