安部麗子(あき渋谷店店長)所蔵
初秋になると、様々な催しが盛んに行われます。これからはお茶会や結婚式に招かれる機会も多くなります。
9月には、一足早い秋模様を取り入れた季節感のある着物選びも又楽しみですね。
先月は、9月前半までの秋草模様お太鼓柄夏帯をご紹介いたしました。
今回は9月後半から着用する秋草模様の六通柄本袋帯です。
秋を代表する草花、菊、桔梗、おみなえし、尾花(薄)の模様で、秋の野の風情を織り出しています。
お洒落は先取りと申しますが、10月中旬位までの約1カ月の間に着用したい、おしゃれで贅沢な本袋帯です。
最近の袋帯は、帯の表地に別に織った裏を縫い合わせて仕立ててありますが、この帯は両端に縫い目が無く、手機で袋状に織られており、
本袋帯と称され希少価値があります。
内側には金糸が下の画像のようにびっしりと通っています。帯の価値を表すため帯先の仕立て方が通常とは違い、内側が見えるように仕立てられています。
たれ先の部分です。
手先の部分です。
■10月は、名残りの茶会にふさわしい、熊谷好博子の訪問着をご紹介の予定です。
#着物レンタルあきでUPしよう!